一期一会
新たな有馬と出会う。一期一会

オンリーワンの器を求めて、秋の丹波へ

丹波焼を訪ねて

有馬から、車で四〇分。丹波篠山市今田地区にある丹波焼の里立杭。
有馬の食と地域の器によるローカルコラボレーションを目指して
当館料理長が窯元を訪ねました。

有馬の食に合う、器を求めて

一期一会 丹波焼を訪ねて

地域で育まれた伝統的な手仕事を、有馬グランドホテルでの食の体験を通じて、もっと多くの方に知っていただきたい。そんな想いから、地元陶芸作家との共創による器づくりがスタート。「別墅結楽」の厨房を預かる料理長が窯元を巡り、陶芸家の皆さまからお話しをうかがいました。

丹波焼は、瀬戸、常滑、信楽、備前、越前と並ぶ日本六古窯のひとつで、その起源は平安時代にまで遡ります。丹波篠山市の一番南に位置する今田町立杭が、その中心となる産地。山間の傾斜地に約六〇の窯元が軒を連ねます。一九七八年(昭和五三年)には国の伝統的工芸品に指定されました。

豊かな自然の中で生まれる丹波焼は、焼き締めによる「自然釉」と「灰被り」が特徴。灰被りとは、登り窯で焼かれる間に、器に振りかかった松の薪の灰と、土に含まれる鉄分や釉薬が溶け合って化学反応を起こすことで、独特の色や模様が現出します。

また、歴史や伝統を大切にしながらも、さまざまな技法が取り入れられてきた丹波焼は、多様性に富んでいるところが特徴。作家の個性が色濃くあらわれるため、風合いやデザインもさまざまで、誰もが自分好みの作品に出会えるのが人気の理由です。

今回は三つの窯元を訪問。ローカルコラボレーションの行方は、今後も引き続きご紹介していきます。丹波焼の里立杭は、当館から車で約四〇分。丹波の美しい紅葉とともに、芸術の秋をお愉しみください。