ロビーに佇む女性像
2023年1月20日
美を紡ぐ調度品
世界的な現代彫刻家の作品
ロビーにひっそりと佇む女性像。「うずくまる女」と名付けられたその彫刻は、イタリアの現代彫刻家「エミリオ・グレコ」(1913年〜1995年)の作品です。有馬グランドホテルにやってきたのは1981年の夏のこと。以来、40年にわたって、当館とともに歴史を刻んできました。
グレコは1956年の第28回ヴェネチア・ビエンナーレで彫刻大賞を受賞。イタリアを代表する彫刻家になった彼は、世界各地で個展を開きます。1971年には兵庫県立近代美術館をはじめ、日本各地で大規模な巡回展を開催。1980年には大阪・梅田のナビオ阪急に、ブロンズ「腰かける女(大)No.2」「エレーナ」及びエッチングパネル「愛のイメージ、構成、別れNo.8」が設置されました。ちなみに、これらの作品は今もHEP NAVIOにて展示されています。このように日本とも縁の深い彼の作品は、箱根 彫刻の森美術館のグレコ・ガーデンの他、各地で展示。当館ロビーに展示している「うずくまる女」は連作であり、東京の三菱一号館広場では「うずくまる女 No.3」を鑑賞することができます。彫刻の歌麿とも評されるグレコ。すばらしい形態感覚と優美な官能性を持つ類い稀な芸術家が遺した芸術作品を、当館へお越しの際はぜひともご覧ください。

関連記事
最新記事
-
梅雨の有馬でおこもり情緒旅
2023.5.16
-
夏の有馬でゴルフ旅
2023.5.22
-
梅雨が明け、夏本番
家族で楽しむ夏旅2023.5.22
-
兵庫を味わう
テロワール旅2023.3.22
-
桜を愛でるドライブ旅
2023.3.22
-
気ままに巡る一人旅
2023.3.22
-
唯一無二のおくどさん
2023.3.22
-
与謝野晶子が歌にした銀泉誕生の地
2023.3.22
-
神秘の名湯
有馬温泉の謎に迫る2023.1.19
-
豊かな海が育む
立春の魚介2023.1.19
-
温泉と燗酒で温もる冬旅
2023.1.19
-
有馬を巡る開運旅
2022.10.19
-
有馬人のみぞ知る
紅葉名所2022.10.19
-
兵庫の冬の恵みを
有馬で味わう2022.10.19
-
心身を整える
大人の癒やし旅2022.8.16
-
滋味溢れる秋の味覚
2022.8.16
-
秋月の下で大人BBQ
2022.8.16
-
夏は涼しく冬暖かに
2023.1.20
-
家族の物語を刻む場所
2023.1.20
-
万葉の時代より歌人に愛された有馬の景色
2023.1.20
-
糸が織りなすアート
2023.1.20
-
刻限は早めに
2023.1.20
-
落とした思い出
2023.1.20
-
有馬の道は、一日にして成らず
2023.1.20
-
花は野にあるように
2023.1.20
-
コロナ禍での新婚旅行
2023.1.20
-
雅中庵 お雛飾り
2023.1.20
-
炭は湯の沸くように置き
2023.1.20
-
太閤秀吉も愛した有馬を巡る湯治の旅
2023.1.20
-
小学校卒業のお祝い
2023.1.20
-
グランバンケット森羅照明
2023.1.20
-
茶は服のよきように点て
2023.1.20
-
太閤秀吉も愛でたとされる
日暮らしの庭で錦秋を愉しむ2023.1.20
-
プロポーズの翌朝
2023.1.20
-
中央館ロビー絨毯
2023.1.20
-
有馬の氏神様にお参りし、
清々しく夏を迎える2023.1.20
-
中央館シャンデリア
2020.10.15
-
金婚式のお祝い
2023.1.20
-
新緑輝く六甲山へ
自然を愛でる癒しの旅2022.7.1
-
絶景贅沢BBQ
2022.7.1
-
麦わらダコと冷酒で
夏の風情を味わう2022.7.1
-
体と心が喜ぶ
朝食の選び方
朝食の5つのスタイル例2022.4.27
-
名門と名泉を満喫する
ゴルフ旅2022.4.27
-
農学博士に訊く、本当のおいしいとは?
農学博士×料理長 対談2022.4.27